ゲームの普及や公園でのボール遊びの禁止で、外遊びの機会を失っている現代の子供達。

身体を思い通りに動かすことができなかったり、柔軟性が失われたりとケガをする子供も増えています。

また、対人競技で必要とされる駆け引きやずるがしこさといった部分も失われています。

未就学児の段階で、特定のスポーツのみを行うことでその動作はこなせるが、走ったり、跳んだり、投げたりといった一般的な動作が行えなくなっている子供が多いともいわれています。

身体の左右差が大きくなりバランスの悪い子供たちも増えてきています。

子供用の用具がなく、大きさや重さなど子供には負荷が大きい状態でスポーツをしている場面も目にします。

スキャモンの発達・発育曲線では神経型は5歳ごろまでに80％、12歳ごろにほぼ100％成長すると言われています。

神経回路は、一度形成されるとなかなか消えることはありません。例えば自転車に乗れるようになれば数年間のらなくてもスムーズに運転できることで理解することができるでしょう。

この時期に多くの刺激を与えるために、多種多様な動きを経験することが重要です。